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【小説】〈失恋した人に届けたい再生の物語。〉『私たちは失いながら生きている』いぬじゅん

こんにちは桃星華です!失恋って辛いですよね…。

それでも何とか立ち直って生きていかないといけない。僕も彼とずっと会えていないし音信不通でとても寂しくて辛い…。

ですがこの小説を読むと前を向ける勇気をくれます!『私たちは失いながら生きている』の感想をお伝えします!

【小説】『私たちは失いながら生きている』いぬじゅん〈失恋した人に届けたい再生の物語。〉


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作者について

作者:いぬじゅん

2014年『いつか、眠りにつく日』にて第8回日本ケータイ小説大賞受賞。『三月の雪はきみの噓』などの青春ストーリーが支持されています!

あらすじ

 様々な依存症に苦しむ人を救う『治し屋本舗』そこに勤める嶋村羽音。順調に仕事をしていた羽音だったが新しい案件の対象者、沢木聖人に出会い変わっていき…羽音は自分が失恋依存症だということに気づき再び過去と向き合うことに…。

【失恋依存症】とは⁉

失恋を受け入れられずその残像を追い求めること。深い喪失感に陥り生きることをあきらめてしまう。

目次

第1章 恋を失くした人
第2章 君と出逢う日
第3章 ベニクラゲになりたい
第4章 私たちは似ている
第5章 その蒼さに消える
第6章 海よりも、もっと深い場所
エピローグ

感想

本当の事を言うとこの本を読みたくはなかったのです。僕は今、彼に会いたいのに会えない状況だからです。どうしても本屋さんで目が合って買ったというのがこの小説との出会いでした。

この本を読んでいる最初の方は復縁して良かったねと言うオチかと思って読み進めていましたが…途中で僕の彼氏の名前が出てきて凄く驚きました。まさかの羽音の元カレと同じ名前だとは思っていなくて神様はどうして僕にこの本を手に取らせたのか⁉謎でした。

終盤に向けて羽音が本当の自分の感情を出していくのが印象的でした。羽音と聖人は似ているなと思いました。互いに対象者として接していたはずがいつの間にか好きになっていて恋愛感情を抱くようになっていた2人…。でも互いに自分の感情と向き合えずにいて友達だと言い聞かせていたんだなと思いました。

羽音は仕事としてこれまでは対象者の人たちとかかわっていたけれど自分の感情を表に出せるようになって対象者から本当の友情が芽生えていったように感じます。羽音が一番辛い思いをしているように感じました。そんな羽音には幸せになって欲しいです。

僕も後ろばかり見ていないで前に進んでいこうと思います!どんなに傷ついても人は生きることを止めてはいけないと思います!太陽が登って日が落ちて真っ暗な闇が訪れようとも開けない夜はないのだから…!自分を信じて少しずつ進んでいきましょう!

あとがき

自分目線の感想になってしまいすみません。きっと前に進む後押しがほしくてこの本を手にしたんだと思います。いつも嫌なことから逃げて就職もしないで自分の好きなことをしているニートですが社会にでて少しずつでいいので進みたいと思います!

(【小説】『私たちは失いながら生きている』参照)

私たちは失いながら生きている (メゾン文庫)

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涙の後はきっと前を向いて歩き出せるはず…! 是非読んでみてください!